「本当の私」って、いったいなんなんですか?

本当の私を知るための、絶対条件は?
「自分は社会で、どんな貢献ができるんだろうか?」「そもそも自分は何だろう?」「本当に自分がやりたいことって、なんだろう?」そんな事を、あなたも一度は考えたことがあるでしょう。特に10代や20代で考えるのではないでしょうか?
色んなところに出回っている「本当の私」。これってどういうことだか、考えたことはありますか?考えてみても、よくわからないなぁという方のために、この記事を書いています。
そもそも本当の私って、どうやって区別するの?
例えば、昔ながらのレストランの入り口に置いてある、作り物のカレーと、本当のカレー、見分けがつかないくらい精巧に作られているのもありますよね。あなたは、どうやって見分けていますか?
答えは「食べられるか・食べられないか?」ですよね。食べられないものは偽物のカレー、食べられるのは本当のカレーとなるわけです。客観的な基準がハッキリしていますね。
では、“私”はどうでしょうか?“カレー”を“私”に変えて考えてみましょう。
作り物の私と、本当の私、見分けがつかないくらい精巧に作られているのですが、あなたはどうやって見分けていますか?
ん?よく分からないですよね。なぜ分からないかと言うと、「偽物の私」が何なのか?「本当の私」が何なのか?という客観的な基準がハッキリしていないからです。
ですから、本当の私を知るための絶対条件は、「偽物の私」と「本物の私」の客観的な基準点を明確に知ることだったんです。
本当と偽物を、概念化して表現している
じゃあその基準って何なのさ?という話になるのですが、ちょっとブレイク。基準が分からずに曖昧なために、こんな表現が巷では出回っています。
- 本当のあなたは、無限の存在・なんでもできる・好きな事をやっていい・すべて自分の責任にする・願えば叶う
- 偽物のあなたは、自分を制限する・やりたいことができない・自分にブレーキをかけちゃう・他人のせいにする
こうした言葉を本やネットで、たくさん並べられて、ふむふむと理解しようとしませんでしたか?しかし、偽物の私と本物の私を区分けする基準がないので、自己流で解釈が始まります。
すると、著者が本当に伝えたいことが、あなたの頭に入りません。結局基準が曖昧で探しているから「偽物の私」から始まる「本物の私さがし」になるので、「本当の私って何?」という疑問が結局戻ってくるんです。
だから、自分の判断基準を知ろう
これでは、延々に自分探しのループになってしまいます。そして、なんか良さそうな広告・宣伝に、やられてしまうのです。ここから先は、「本当の自分」を知ってみたいと願っている人に伝えますね。
まず第一ステップとして、自分がどんな基準で物事を見ているのか?自分自身を、今どう思っているのか?という事を知ることがスタートです。
すべてあなたの思考・感情・言葉・行動・関係構築は、アイデンティティ(自分をどう思うのか?)からスタートしています。それは、間違いなく無意識です。それを区分けするためには、ひたすら自覚すること。
意識しながらコミュニケーションを取ることで、判断基準は明確になってきますよ。
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