「自分を変えたい方」への3つの処方箋
変えられないものなんて何一つない
「自分を変えたい・・!」小学生からそんなに背も大きくなかったし、足も速くなかった。勉強もそこそこはできたけど目立つ方でもなかったし、なんとなく中の上。
女の子にもモテないし、なんか微妙な自分。
社会人2年目になっても変わらずにクセはでてくる。なんか知らないけれど、ここぞという本番でどうしようもないミスをしてしまうんだ。
資料のミスプリントがあったり、お茶をこぼしてしまったり。そしてまた、「いつものだ・・」とがっくしする。
でも何となくやっちゃいそうなことが分かるから、ひどく落ちこまなくはなった。
いつも変えたいとは思っているんだ。けれどもなぜか変えることができない。上司や先輩には自分に甘いんじゃないの?と言われている。
そうと言われてみればそうだけど、厳しくしているつもりだ。結局自分の問題なの?変えられないのは僕のせいなの?やっぱり自分が甘いからダメなんじゃないか。
自分を変えたいとか言っている時点で甘いんじゃないのか?
そんなあなたへ。
色んな思いが渦巻くと思います。でもね、お釈迦様が諸行無常というくらい、変わりないものはひとつもありません。
あなたの細胞は常に入れ替わってますし、心臓も止まらず、髪も伸びてます。あなたの考えも止まることなく、どんどん出続けてますよね。
だけれども、自分は変わらないと思っちゃう。これって不思議です。
この理由について話すのは今度にします。
大丈夫です。本当は、変わっているんですから。
今日はそんな変わりたいあなたに対して、3つの処方箋をお出しさせてください。処方箋と言っても、宿題みたいなものです。
一緒に考えて答えを出して行きましょうね。そうしていきながら、変われないあなたから、常に変わってるあなたに変わりましょう!
1.変われない自分のことを何とも思わないようにする。
自分のことを変われない「ダメなヤツ」と思っているんじゃないでしょうか。
結局そうしてしまっていると、ダメな自分をいい自分に変えよう変えようと一生懸命やっているだけにすぎません。
あなたの場合だと、大事な本番でミスをするという自分が嫌だという風に言っていますよね。まず、ここまで具体的に自分の状態を観察できていることがすごいんです。
多くの方は「自分が嫌い」「自分がわからない」「自分勝手」「思いやりがない」とか。それくらい自分に対する具体的な分析がかけているんですね。
戻しますが、具体的に分析が出来ているのですが、それにたいして「ダメな自分」とレッテルを貼ってしまっていることが残念ですよね。
人間の原動力というのは、この「ダメな自分」を感じて、焦りや不安から「なんとかしなければ」と前を向いて走る。そうやって競争をしてしまうんです。
別にそうやってしなくて走ることは出来ますし、楽しく生きることだってできますが、人間の機能的な問題でもあります。これは本質的なところですね。
だから、自分のことを好きになりましょうという事ではないのです。
それも結局のところ、嫌いな自分を好きになろうとしているに過ぎないので、好きな自分でずっといるために一度「自分が嫌いだ」と否定しないといけないわけです。
そうすると心に負担がかかってしまい、あなたも一時期はいいものの、乱れた食生活が何年も続くと後々体にボロがでてくるように、心もメカニズムどおりの事をしないことになり、体に出たり自分が何なのかわからなくなります。
そうならないようにも、変われない自分のことについてまずはどう思っているのか書き出しましょう。
そうすることによって、まずは自分の思いを整理する所から始めれば大丈夫です。
2.思いは全部吐き出す
いきなり人に全部吐き出してしまうと、分別が付かないままスゴいことになってしまうので、まずは紙にぜーんぶ吐き出しましょう。
色んな記事にも書いているんですが、トイレの「大」くらいの気分で、思いっきりスッキリやっちゃいましょう。
その思いを溜めてしまうことが、ゴミ箱に生ゴミを溜めているようなもの。ずーっと溜めておくと・・腐ってしまいますよね。
においもすごいことに。一番始めは自分でもみたくないものだと思いますが、しっかりと出しましょうね。
そうすることで、あなたが一番出したいものを出すことができますから。
思いというのは、今あなたが感じること、思っていることなんでも構わないです。
仕事のこと、上司との人間関係、彼女のこと、家族のこと、これからの人生のこと・・色んなことをたくさん悩んでいると思います。
「このことは別にいいかな?」となってしまうと、また臭いがそこから発生しますよ。
やるなら徹底的に、もう自分の中に何もないよーってくらい出し切ってみてくださいね。そうすることで、ある一種の爽快感まで出てきます。
自分を変えたいと思える人は、基本的にエネルギーが強いんです。
物理的にもエネルギーというのは、反動です。例えばチョロQってありますよね?あれ、引きが弱かったら車はちょっとしか走りません。
でも、引きが強かったら、素早いスピードで遠くに行きますよね。
人の心もそれと一緒。それくらいマイナスが強い人はプラスのエネルギーも強いんですよね。
中小企業の経営者などは、そういった以前貧乏だった人が結構多いらしく、そこから貧乏を脱出したいという想いで経営者になり、会社を持続しているそうです。
それくらいのエネルギーがあることってすごいですよね。
でも、それはマイナスのエネルギーを過去の記憶で作っている状態なんですね。
どういうことかというと、チョロQもいきなり前に進めないように、バックしてから進みます。
つまり一度マイナスのエネルギーを蓄積して、プラスに反転しているという状態です。
人は前に進んでいるから、これが見えにくいですよね。ですが歩くときも同様に、重力と反重力が作用反作用の法則で進んでいるんですよ。
いずれにせよ、これでは心は前に進んでいても、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる感じです。
そうすると、、大変ですよね。毎日進むたびに車のタイヤが消耗していきます。
だからまずはゼロにすることが大切です。
あなたがマイナスもプラスもどんなこともありったけの事を書き出すこと。一旦そうやって自分自身の中を空っぽにしましょう。
3.書き出した思いを逆転発想してみる
書き出した紙を見てみて、プラスならマイナスに、マイナスならプラスにしてみましょう。
別にあなたのマイナスは絶対にマイナスになっている必要はないんですから、プラスに変えてあげてもいいはずですよね。
あなたの短所と思っている所が、実は長所になるように見えてきませんでしょうか。そうやって、自分が感じる事実をそうじゃない点もあるんだとしていきましょう。
そうすることで自分が思うことは事実じゃない、つまり思い込みなんだと理解して行きます。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
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