会社を辞めたいあなたに送る3つの処方箋
目次
会社を辞めたくて、つらいあなたへ
「職場の人間関係がつらくて、もうきつい」「会社が大変で、疲れた。もうやめたい」26歳、社会人3年目男子。営業。
同期の仲間たちとは、そんな会話しかしない。
10人で頑張ろうって言った仲間達も、1人、2人と辞めて、今は辞めた人の方が多く4人になってしまった。
かなり体育会系の会社。電話かけと新規飛び込み。
自分は体育会系ではなかったけど、根性はあると思っていた。テスト勉強とかも人以上に努力していたし、習い事だって一回も弱音を吐かずにやった。
先輩からは「ふざけんじゃねえよ」「辞めろ」とか言われるのは、結構当たり前。日曜の午後から日が暮れはじめる。
いつもの胃の痛みが出てくる。あーまた明日になる。。明日になったら、またあの怒号が飛んでくる。
それで僕はまたへらへら笑いながら、何も考えないようにして、なんとか一週間をすごすんだ。
でも、本当にここままでいいんだろうか。これをずっとやっていて、一体何になるんだろう。体がボロボロ、周りとも何となくぎくしゃく。
とにかく、人間関係が嫌なんだ。上司からの暴言・取引先からのクレームの嵐。そしてそこから、自分が嫌になっていく。
自分がいたって意味ないじゃないか。自分が必要ないのになんでここにいなきゃいけない?辛いけどそんなこと言えるはずもない。
もう無理だ、辞めてゆっくりしたい。もう自分が頑張る意味が分からない。
まずはゆっくり休んでから処方箋をうけとってください
そんな、あなたへ。まずは慌てずに、ゆっくりしてください。
この3年間が、恐らく人生のどの3年間よりも、長く、つらく、きつかったと思います。もちろん実りの多いものもたくさんありましたよね。
でも、素直に辞めたいのであれば、そのようにしていいと思いますよ。
ただ、それだけでもあなた自身が、これからどうするかという方向を定めるのが、難しいんじゃないかなって思うんですよね。
今まで体力勝負、ある意味単純作業で、何度も似たようなトークスクリプトを読み、何度も足を運び、場を制して契約書のサインをもらい、その時にいい思いをさせてきたのではないでしょうか。
今、もしかしたら言っている意味が分からないかもしれません。
3年もしたら、会社の中に浸かってしまうのです。それでも大丈夫です。そんなあなたに対して、3つの処方箋を用意しました。
会社を辞めたいという方。辞めてもどうしよう?という方へ、こんな処方箋をお出しします。
1.「とにかく辞めたい」という考えを一旦置いてみる
どうしても、「もう嫌だ。辞めたい」と思っている限り、その考えしか出てこなくて、辞め方をどうするか、どうしたら簡単に逃げるように辞められるのか・・というような考えがどんどん出てきてしまうんですよね。
そうなってくると、負のスパイラルです。冷静に見れば丸々3年いればキャリアとしてもいい会社だったのに、もったいないような行動をとってしまうこともあり得ます。
どうしても辞めたいというあなたも、一旦休みをとるなどして、無理矢理にでもその考えを一旦置いてみることをしてみてください。
今のあなたの状態は、鉄板の上に、鉄板が見えないくらいお好み焼きの汁と具が入っているような感じです。焼くこともひっくり返すこともできないですよね。
一旦落ち着いて頭を冷やしてくださいという事です。
そうすることで鉄板が見えますから、自分が何をすべきなのか、などがなんとなくぼやっと考える「スキマ」が生まれてくるわけです。
そうやってあなたの頭の中とも仲良くなりながら・・といっても、今は大丈夫です。
とにかく休息が大事。「やめたい」という考えを一旦置いてみてください。
2.自分は何がしたかったのか、見直す
ようやく鉄板が見えてきました。それは仕事という鉄板でもあるし、人生という鉄板でもあります。では鉄板に焼く物は?具と汁を混ぜますよね。
あなたの個性という具があり、あなたの経験という汁があります。それをかき混ぜて「あなた」になってますよね。では、どうやって焼きましょうか。
もしくは新しく具を追加したいですか?もっと汁を多く作りたいでしょうか?今までは鉄板にしか目がいっていなかった。焼くことしかめがいっていなかったのが、ようやくあなた本人に目がいくようになりました。
そうやって具の状態や汁の状態を見ないと、いいお好み焼きは作れないですよね。
あなたのメンテナンスだって大切なんです。
結果を出す、出さないの前に、あなたがその結果を求めていたのかどうか。あなた自身が結果を出すに見合うような人物だったのか、それを見極めてみていきましょう。
そのためには、やはり自分が何をしたかったのか?を見直すことが大切ですし、もしそれが分からないのであれば、自分が一体なぜこの会社に入ったのか。この3年間で何を学び、どんないい所があって、どんな悪い所があったのか、◎×△で構わないので、何か指標を作れる形で整理してみましょう。
そうすれば、あなたがやってきたこと、成果や経験、伸ばされた個性が何なのか見えてきますよ。
3.会社をやめたとしたら、自分がどうしたいか考える
ここで会社のことにどっぷり浸かったので、最後は離れてみてください。
会社を辞めたとしたら、今の具であり汁の自分が、どんなお好み焼きを焼けるのかという事です。別にちょっと変えてもんじゃ焼きのようにしてもいいのです。
焼きそばをいれて広島風にしたいでもいいです。
大事なのは、自分がどうしたいのかを、「会社」という枠組みを無視して考えることです。そうすることで、自分がどうしたいのか?
そういった自発的な考えがあなたの中から生まれます。
毎日の同じトークスクリプトで話す電話かけでは得られなかった、自分で考えるというチカラが、こういったところで付けるようになってくれば、あなた自身が賢くなれます。
なので、会社に使われるのではなくて、あなたが主人公となって会社を使う自分になってください。そのようにして、自分と会社との関係を少しずつ主体的に変えてみてくださいね。
これからのためにも「自分の考え」をしっかり持つ
いかがでしたか?会社に対しても結局は「自分がどう思うか?」これに尽きるものです。
人間関係をどうように、会社とどう付き合うのか?それはあなた自身の考えがしっかりしていないと、判断することもできません。
やめたいやめたいと考えてしまっている人は、いったんその考えから離れて、じっくり考えることが大切。もしそれが出来ないという方は連絡くださいね。
また、離れるということは実は大変高度です。これから自分で何か事業をしたいというかたについては、事業ベースの固定している考えから離れないとですし、資本主義という大きく固定している考えからも離れないとなりません。
そういった場合は、私の仲間が得意な人がいますので、よかったら紹介などさせてくださいね。
いずれにせよ、あなたの素晴らしい人生を応援しています。一緒に頑張りましょうね。
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