「自分らしさ」なんて分からないでいいから受け取って欲しい3つのプレゼント
目次
とある就活生の話からひもとく「自分らしさ」の話
結構ちゃらんぽらんだった自分だけど、やっぱり社会人になるんだって自覚が大学に入ってなんとなく出てきた。
地元から親元離れると、一人暮らしでメシ作る大変さとか、掃除とか掃除とか、そういうのに感謝するようになったんだよね。
だから、親ってすげーし、毎日働いている親父もすげーなって思った。てことで大学4年生。さあ、就活。
社会人になる自覚はあったんだけど。。大学三年間は、結構遊んで来た。ロックが好きだったから、軽音楽部に入ってバンド活動とかやっていた。
ロックのフェスとか遊びにいって、生音聞いて盛り上がってた。それで昼間からビール飲んで・・むっちゃ楽しかったな〜
親はまあやっぱり心配する。時々実家から野菜とか米を贈ってくれるんだけど、メモに「そろそろあなたも社会人になるのかしら?頑張りなさい」と一言。
で、まあ音楽業界とかもいいな〜って思ったんだけど、音楽は趣味にしておきたいから、メーカーとかを考えていて。
そんなところで早速エントリーシートに、「あなたらしさってなんですか?」って来た。
自分らしさってなんだろう?と思って、今までやって来たことを棚卸ししてみた。
んー良く分からないけど、音楽をやって来たから音楽なのか?そう思って音楽関係のことを書いたら見事に落ちた。え?なんでだろう?自分らしさについてはしっかりかけたのに。。
というあなた。
これは極端な話ですが、僕が話を聞く学生でこんな子達は、特徴として多いです。ここで考えておきたいことは一体なんなのか?分かりましたか?もし分からない、、という方は読み進めてみてくださいね。
1.自分らしさ=経験とはき違えている
まずはここから行きましょう。あなたは、自分らしさということで、自分の経験の棚卸しをしましたね。
そこから音楽のことに興味があったので、そのことを書いたという事でした。
さて、結構ちまたの就職活動セミナーや就活塾で、行われていますよね。この自己分析なんですが、ハッキリ言って多くは誤りです。
大事なのは何を経験したかではないんです。「そこで、どんな事を思ったのか」これが最も大切なんですね。
どうしても、「自分が経験した」と思いがちですが、例えばロックフェスに10万の人が参加したとしましょうか。
ロックフェスに参加したという経験は一緒ですが、その思い出は10万通りあるのは間違いないですよね。
あなたの思い出は、あなたにしかないんですね。
そうやって、どのような思いを選んで来たのかが、あなたらしさを作り上げるコアとするところなんです。
なので、引っ張り上げるのは経験ではなくて、思い出。どんなことを思ったのか、どんな事を感じたのか。それを元にして、あなたらしさを作り上げることを忘れずに。
そうすることで、いわゆる差別性というものが産まれます。みんなどうしても「バイト」「インターン」「学生団体」など、人事の人から見ればどれもこれもあんまり変わらないもの。
だから、そこで何を経験したかは人事の人もある程度一緒なので、ぶっちゃけたところ聞き飽きているんですって(直接聞きました)。
だからこそ、その人らしさというのは、そこで何を感じたのか、どんな事を思ったのかに出てきます。
その時にようやく、あなたの人となりが分かってきますし、この人だったら一緒に働きたいな〜とか相手も選択ができるわけですね。
そうやって、より自分を深めることをしてみてくださいね。
2.相手の反応を気にせずにアピールする
ここではメーカーのためのエントリーシートだったにも関わらず、音楽の話をしました。
音楽の話をするのだったらまだいいですが、あなたの場合は恐らく、自分らしさをそのままストレートに音楽の経験を書いてしまったんだと思います。
これは、例えば果物屋さんのバイト採用で「あなたの素敵な所教えて」と聞いたのに、「僕この前肉食ったんですけど、それがすっげー上手くて感動してー!」と、力説しているような感じですね。
残念な感じしませんか?メーカーのエントリシートなわけですから、それは上手にやった方が良いんです。
変なことを言えば、作り話を作ってしまうのも、ありと言えば、あり。
あんまり僕はそういう事をおススメしたくはありませんが、実際に友達がやっていまして、見事受かっていました。
彼がスゴい所は、それだけ緻密に、自分がまさにそれをやったかのように、イメージまでしつくしてやっていたことです。絶対にボロが出ないですね。あれだと。
さて、なので大切なのは、相手が誰なのか?なぜこのような質問を出しているのか?それを把握してあげないと相手に失礼ですよね。
採用したいわけですから、採用する為にも知りたいことを教えて欲しいわけです。
テストもそうですが、先生が求める回答というのがあると思います。職場も、回答は複雑になりますが、基本的な所は変わらないんですね。
どんなニーズがあって、それにどう答えるのか。それだけなんです。
なので、あなたらしさを伝えることに注力していて、相手不在のコミュニケーションにならないようにご注意を。これは就活だけでなく、どの事にも言えます。
ちなみにデキる営業マンというのは、このヒアリングがバッチリできていることと、事前収集がとっても上手なんですよね。
その業界の人がどんな雑誌を読んでいるのか、どんな事を考えて毎日を過ごしているのか・・そうやって相手の立場にたちながら、いろんな情報を集めているんです。
だから引き出しがあるし、とっさの反応にも強いんですよね。僕は全然それが弱くて、営業マン時代はてんでダメでしたね。。
今ようやくその意味が分かって、頑張って情報収集しています。。
なので、デキるあなたは、今のうちからそういった習慣を身につけてみてくださいね。
3.相手に思いやりがない
これは「2」とほとんど同じ話です。
またエントリーシートの話に戻りますが、自分の言葉で自分が伝えたいからといって、自分がわかりやすい言葉を使っても相手は分かりません。
これはちょっとした例えですが、一つ一つの言葉が小学生でも分かるように、伝えるのが本当に思いやりがある文章だと僕は思います。
例えば「文章」この言葉も小学生は難しい。どうするかというと、「作文」とか「文」とか。彼らが経験したことのある文字を使ってあげるんですね。
特にお役所の文書などは、その点が弱いですよね。
でもあれはあれで、明確性を担保するため(この言葉が固いか)使っている文書でもあるんですが、あの文化はどうかなと思います。
いずれにせよ、思いやりのない文書は相手が読みたくなくなります。
役所の場合は「読まなければならない」ものですから、国民のみなさまが読むわけですが、企業はそうもいかないわけです。
スピードよく、分かりやすく、かつニーズにあった文章を好みます。
それはそうですよね、その文章でみんなが共有できればいいですから。そのためには思いやりをもった文章を書くことが大切です。
思いやりとは「相手がイメージしやすいこと」です。相手の経験に従って書いた文章の方が読みやすいということになります。
もちろんそれで合わせすぎると面白みがないので、それもそれでどうかという事にもなってしまいますが、あなたが120%メーカーの社員さんにあわせられることは、間違いなくありませんので、あわせようとするぐらい頑張った方が、いいと思いますよ。
それを考えながら、自分らしさを表現してみてくださいね。
あなたにだって「自分らしさ=強み」はあるし世界で活躍できる能力がある
いかがでしたか?
これは旅をしながら思うことですが、本当の自分らしさを理解して、自分の特徴を分かって、仕事や人生を楽しんでいる人は、僕は1%も満たないのでは?と思います。
本田圭佑は「自分は自分の強みが分かっているから、サッカーでもココまで来た」と言っていました。誰でも自分の強みというのはあるんですね。
でも、彼の場合はそれにエッジにエッジを効かせてココまで来させています。
しかも最短距離で。強みをよりしぼっていくことも大切ですし、それにエッジを効かせていくことも本当に大切。
自分の強みが分かっても、それが今の社会じゃ通用しないとか、かなりマイナーな所に入らないと、これが役に立たない・・など悲観的な要素がたくさんあるかもしれません。
けれども、一つの強みがどこにも活かせないなんて事は、絶対にあり得ません。
その強みと出会ったならば、それだけ自分自身を活かすフィールドを自分で作ってしまう方が、より手っ取り早いのです。
それが、今はFacebookやホームページだったりしますがね。
いずれにせよ、そのような強みを知りたい方は、連絡くださいね。
強みを知る前に、強みがあることを知っていくことが大切なので、それをお教えしながら、強みを一緒に知っていきたいと思います。
まだまだあなたも成長過程。一緒にこれからの社会人人生や、成長過程を楽しみましょうね。
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