人が怖い・不安を克服するための「メカニズム」知ってますか?
平然としてるフリして、実は人を見るだけで怖い。どうすればいいの?
仕事している時とかも、平然とはしているつもりなんですが、内心、不安でたまらなくて。営業の先輩に何言われるか分からなくて、本当に怖いんです。これ、どうやって克服すればいいんですか?
そうやって訪ねてきてくれた、24歳の女性、営業事務をやっているCさん。見た目は、清楚な美人。穏やかそうで、お仕事もうまくいっているように見える方でした。しかし、彼女の話は滝のようにずっと流れていきました。
もう、この状態になったら自分でも手がつけられないんです。自分が全然できなくて、周りはできる人たちばかりだから、いつも自分がダメだ〜って思ってしまって。
この前の、ある仕事でも担当の営業さんが欲しい資料を間違えたりして、それで「最近疲れてるの?大丈夫?」って言われたから、やっぱり出来ないんです。
それが友達に会っている時もなんか出てきちゃって、自分がちゃんと友達と話せる自分か、友達にとっても、楽しい自分でいられているのかも心配になってしまっていて。
あなたは、いかがでしょうか?こんなCさんのような経験、ありませんか?
人が怖くなるメカニズムって?
例えば、幼い頃から、「テストでいい成績が取れなかったらどうしよう」「習い事で、上手にできなかったらどうしよう」という不安があれば大人になったらどうなるでしょうか。
その不安感や怖さをベースにして、人間関係も「優秀な自分じゃないと、人は付き合ってくれない」と自らを思い込ませていきます。
だから、うまくできない自分自身が現れた時に「人間関係がうまくいかない」イメージが恐怖と共に出てくるんですよね。
幼い時の気持ち・感覚と、今の「人が怖い」という感覚って同じではありませんか?
人は脳を持っていますから、その特徴として「過去とつなげて取る」という特徴があります。しかし、今はその当時の自分じゃないことを分かっていながらも、また「過去の自分を再現」しているんですよね。
小さい頃の映画のフィルムを、体だけ大きくしてまた再生しているような感じです。
スクリーンの外から、その光景をみていれば、「あの時と一緒じゃん!」と分かるけれども、スクリーンの中にいれば、ずっと分からなかったのです。
じゃあ、どうすればいいの?
私は過去のスクリーンの中にいたことは分かる、でも恐怖の感情はいつもいつも出るんだよ。どうすればいいの?
この質問が出てきますよね。
自分が不安な感覚を抱えていた事に気付いてからは、自分自身の「怖い」という感情が出てくる瞬間を、つかむ事を常に心がけました。
もちろん、忙しい仕事の日などは、そんな事を忘れて仕事に没頭して、家に帰って「忘れていた!」という風になりましたが、やり続けてから2ヶ月後くらいで、自分のこの「怖い」という感情を知って、付き合えるようになりました。
そうなってくると、「できないと思われたらどうしよう」という自分の考えも、「怖い」という感情から生まれたんだと実感と共に気付いていきました。
たんぽぽの根っこのように、根っこを根こそぎ取らないと、また同じ草は生えてくるので、しっかり奥まで自身を掘っていき、それを抜いていくという作業が、遠回りのように見えて、近道だったのです。
あなたにとっても、この文章が参考になれば幸いです(^^)/
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