【質問コーナー】どうして自分は、自分がないんだろう?

目次
“自分がある”と、“自分がない”を比較してみるとみえてくる
この記事は、“自分がない理由と解決策”を探しているあなたに向けてお送りしています。さて、そもそも、自分がないと悩んでいるあなたは、どうして悩んでいるのでしょうか?
- いつも、人に合わせている感がある
- 「あなたはどう思うの?」という質問への返答が本当に困る
- 本当に食べたいメニューを選んでいるのか分からない
- 今の仕事が、自分がやりたいことなのか分からない
- いつも何かをやらされてきた感がある
こんな事象が、あなたの人生で発生しているからだと思います。でも、ちょっと待って。これらをひっくり返して反対にしてみましょう。
- いつも、人に合わせていない感がある
- 「あなたはどう思うの?」という質問にバリバリ答える
- 本当に食べたいメニューを選んでいるのかハッキリしている
- 今の仕事が、自分がやりたいことなのか分かっている
- いつも何かを自分でしてきた感がある
どうですか?正直「人に合わせていない感」とか「何もかも自分でしてきました」という感じって、あなたにとっては“ちょっと、そんな自分にはなれないなぁ”という感覚があるのではないでしょうか?
これ、何が言いたいのかというと、あなたは“自分がない”と言っているのですが、それは嘘です。
だって、“人に合わせている・何かをやらされてきた感をもっている、自分”がありますから。自分で選んでいるんですよね。自分がない、という自分を。
“自分がない”という自分を、選択していることに気づくこと。
そして、自分がないという自分を選んでいることに気付かずに、「どうしても、相手に合わせないといけない」「何か言われたことをやらざるを得ない」という解析を蓄積していきます。
すると、あなたも「自分は、自分がないんじゃないか?」という風に勘違いが始まります。そして、思うわけですね。「自分を取り戻したい。自分がない状態を解決したい」と。
実は、そんな風に「自分がない」ことを自分で選んでいるのですが、そのことをすっかり無意識に入れてしまって、忘れているんですよね。
なので、まずはその自覚からスタートすることです。
“自分”が分からずに、自分があるか・ないか、なんて分からない
さらに、「自分がない」ことを選んでいる自分が、仕事でもプライベートでも関係性を築こうとした時に、どんな人間関係を築きそうですか?
結局何をしても「自分がない」状態で、相手に合わせるような人間関係になりそうですね。とにかく自分自身をどう思うのか?というアイデンティティーの選択肢が「自分がない」という一択だけですので、それは相手に合わせるような人間関係を築くしか、ないですね。
これは本質的な課題です。そもそも、「自分」とは何か?アイデンティティーがどのように決まるのか?という仕組みがみえないから苦労しているんです。
すでに、自分で決めたのに、決められてしまっている「自分」だから、今回のような疑問が出てしまうんですね。
- 自分の人生を生きていないと思ったら:自分の人生を生きていないと思ったら読んで欲しい5つのこと
- 人生に責任をとることの意義を考える:自分の人生に責任を持つ事の、とても大きな意味。
コメントフォーム