無意識って一発で掴めるモノなんですか?

そもそも構造を知らないと始まらない
上司に怒られて、イライラしたり逆に凹んだりと、自分が我慢しているんだけど、どうしてもコントロールができなくなるときがあるあなたへ。
「きっと子供のときの親の影響だろうなぁ〜じゃあ自分の無意識ってなんだろう?」と考えているのでしょう。
結論から言うと、そもそも構造を知らないと、無意識を掴んだかどうかも分かりません。例えを出してみます。
「●+●=16」であるなら、●に当てはまる数字を入れなさい。こんな問題があったとしたら、幾通りの数字をはめ込むことが可能ですよね。また、構造としては足し算によって16ができるんだ、ということが分かります。
無意識というのは、例えるならば「●?●?◯」みたいになっています。そもそも数式も、そこに数字を入れるのかすらもわからないので、結論も曖昧なままです。
先程の「●+●=16」ということが分かっている状態であれば、数字を当てはめながら、あーでもないこーでもないと考えることができます。
今のあなたは「●?●?◯」というワケの分からない状態ですから、どこから何に手をつければいいか分からないのは当然なんです。
無意識を意識しすぎて、こんなことになっていませんか?
- もしかしたら、あの時にお母さんに言われたことがショックで、私はこうなったのかもしれない
- いや、別のときにお父さんにあんな風に言われたからかもしれない
- 弟が産まれたから、愛情取られたって思っているのかもしれない
- 兄にからかわれたりしたから、自己重要感がないのかもしれない
結局これら全ては、自分の推測の域を達していません。また「あ、もしかしてこの経験かも?」みたいに、あなたの記憶をいじりながら、または今の現状に当てはめることが目的になって、昔の経験や解析を改ざんしていませんか?
無意識というのは、とても感覚的です。感覚を駆使して無意識をみようとしますが、そもそも“無”意識ですし、構造もわからないから自分では分かりません。
「しっくり来る・こない」という言葉があります。実はこの感覚すらも、「しっくり来る・こない感覚」があると認識したら意識になります。難しいですよね。無意識を掘るのは、いかんせん1人では相当難しいです。
自分一人では、無意識を発見することが絶対に無理な理由
これはシンプルです。“無”意識の状態にいるのに、無意識を意識化できる、なんていうことは、理論上おかしいです。最近は瞑想などを通して自らの観点を移動しようとさせます。
ではそれで、明日から苦手な上司と、いつ・どんな状況でも、ストレスフリーで、ずっと笑顔で過ごせるようになりますか?
・・と聞かれたら、それはちょっと無理!となるでしょう。結局、崇高なイメージだけトレーニングしても、実社会への応用は難しいです。
無意識の構造を知ってから、更に誰かに無意識を見てもらい、一緒に変化するパートナーがいないと、本当の変化は始まりません。
人間、諦めが肝心
・・・ということで、人間は諦めが肝心です。自分ひとりではどうにもならない事を、受け止められずに「私だったら何とかできるんじゃないか?」と傲慢な態度を取ってしまったらアウト!ということです!
そんな態度を知らず知らずに蓄積したら「この人、何を言っても無駄だ」と、35歳を過ぎてから段々と見放されていきます。そんな人生を送りたいですか?嫌ですよね。
でも怖いのは「自分はそんな態度を取っていない」と頑なに思っているほど、「私一人で何とかしてきたし、なんとかなる」と無意識に思っていること。そのことを知って、諦められるかが肝心です。
コメント
- Comments ( 0 )
- Trackbacks ( 1 )
-
[…] この記事にも書いていますが、一発で出所を発見するのは難しいですが、出所の見方を習得していきながら習慣的に不安をつかみ変化していくことができますよ。 […]
コメントはまだありません。