「人生終わった」と思ったあなたへ、既に人生は終わっている理由

始まっている時点で、既に人生は終わっている。
例えばあなたの人生が、何か1つのRPGだったとします。
初めは、レベルも低いし、仲間はいないし、武器も盾もないような状態ですよね。
そこからスタートしました。
何も分からずに、あなたは、おぎゃーと地球に産まれました。
母親と父親という存在がいるらしく、周りにはおじいちゃんとおばあちゃんという存在がいました。
そして、大きくなると学校というところに行きます。テストの点数を取ると喜ばれて、かけっこが1番だとモテて、周りからチヤホヤされます。
先生の指示に従うと、成績がよくなります。
そうじゃない友達や、ちょっと汚かったり、太っていたり、なにかコンプレックスがある人は、いじめられていきます。
「何か知らないけど、それがこの世の中なのか〜」と思いながら、段々と大きくなります。
そして、今、レベルもまぁまぁ上がって、武器も持てるようになりました。
しかし、あるときに、ふと立ち返ります。
「もう人生詰んでない?」「人生終わってない?」と。
そのきっかけは様々です。全然営業成績が上がらない、上司からずっといびられて、誰からも助けをもらえない、本当に自分のやりたいことが分からず、周りに話をしても、聞く耳も持ってくれない、など。
そりゃあ、そうなんです。ハッキリ言えば、みんな、人生終わっていますから。
なぜならば、「なぜ産まれたのか?自分は何者なのか?」そういったことも、何もわからないまま、既に人生というゲームが始まっていて、「死」という終わりまで、走っていくわけです。今、あなたも、誰もが走っています。まるで飛んでいる弓矢のように。
そうです。スタートしている時点で、もう既に人生は終わっています。既に終着点は決まっているんです。
実はその事実を受け入れないと、人生は再スタートしません。これが本当の事実です。
基準を決めた時点で、人生がスタートし、人生が終わっている
「あなたは、あなたを終えたことがありますか?」なんて質問したら、こいつは何を言っているんだ?と思うでしょう。
人間が動物と違うところは、数多くありますが、その中の1つ「自ら自らを終える(すなわち自害)ができる所」は全く違います。
仏教的な話になりますが、実は命を終えることをしたとしても、業(カルマ)と呼ばれるものは消えないと言われます。輪廻転生の考え方ですね。
自害以上に難しいかもしれないのが、自らのモヤモヤする考えや感情、過去のイメージを切ることなんです。
あなたが今、人間関係、特に親子関係や、借金のことで悩んでいたら、この話は共感してくださるでしょう。
どうしても、両親に対して憎しみや怒りを抱く。もう溢れんばかりの想いが出てきそうになる。
逆に諦めきっていて、自分はもう深い人間関係を築くことは無理なんだろうとなっている。
なぜかお金に対して、恐怖やマイナス感情が強すぎてどうにもならない。
実は、あなたも「人間関係の築き方」「お金との付き合い方」をいつの間にか自らインストールして、「この人間関係が良いものなんだ」「こうやってお金と付き合えばいいんだ」と自分で基準を決めて、人生をスタートしています。
実はこの時点で既に、人生終わっています。「良いものを得るためには、悪いものを探さないといけない」ので、同じ繰り返ししかできなくなりますからね。
そのことに気付かずに、悩むんです。
「どうして、あの人は話を聞いてくれないんだろう?」「どうして、いつもこんなに引き受けて疲れちゃうんだろう」「どうしていつも稼げないんだろう」と言ったように。
今までの基準点を終え、変えることが、唯一の人生を始める道
「人生終わった」と思ったあなたは、人生を始める準備ができたということです。
しかし、勘違いしないでほしいのは、今までの基準点でまたスタートすれば、確実に、また同じ所でつまづき「人生終わった」と嘆くことになります。
あなたはなぜ、人生が終わったのでしょうか?それは明確で「今までの基準点」では限界だったからです。
「借金トラブル」「妊娠させた」「就活失敗」「事故を起こした」「フラれた」「親に●●がバレた」「不倫がバレた」など、人生終わった経験は誰でもなにかしら持っているでしょう。
あなたの人間関係の築き方、お金の稼ぎ方、仕事の仕方、それらはすべて「今までの基準点」から作られたものです。
「人生終わった」と感じ、新しくスタートするならば、1ミリでもいいから、その基準点を終えることを始めることです。
そこから、新しいあなたの人生はスタートしますよ。
「終わりは始まり」「失敗は成功の元」「人生はここから」などと言った甘い言葉がありますが、これらも結局「今までの基準点」が変わらない限り、一時の気休め程度にしか過ぎない言葉です。
その事実を受け止めていくことで、一歩ずつ着実に現実が拓けてきます。
本質的に、そしてゆっくり一歩ずつ自分を変化していきたいならば、基準点を一緒に見つめ直し、変えていくことをオススメします。
そうすることで、何が何だかが、自分が何者かも何をしたいのかも、分からなかった状態から、分かるようになってきますよ。
まとめ
「人生は既に終わっている」理由は、すでにあなたが「私とはこういうもの」「人間関係とはこういうもの」「お金とはこういうもの」といったように「基準点を決めている」からです。
そして、その基準点は自分を自覚するためには、対話を通したり、自覚を意識したりすることから始まります。千里の道も一歩から。やってみようと思ったときから、意識するだけでもだいぶライフスタイルが違いますよ。
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