2009年、リアルうつ病日記⑨戻りたくない。

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「うつを治したくない」あなたへ

僕は2010年1月にうつ症状の診断をされ、2010年8月うつを完治という状態に戻すことが出来ました。かなりのスピードで戻すことができましたが、うつになる前・なった直後・闘病時期は、非日常の日々が待っていました。

今、傷病手当金をもらっていて、このままの状態がなんとなく続いていればいいのに・・という風に思っているあなた、何かの見えない沼にドロドロと浸かりそうになるあの感覚は、本当に形容しがたいものがありますよね。

そんなあなたに届いて欲しい。一番弱い人が一番大きく強くなるのだから。僕はその弱さを認められず、またうつを繰り返してしまいます。

2009年2月、休職期間が終わる。そして焦る。

寝たきりの1ヶ月が終わって、セッションを受けながら、少しは色々と行動できるようにはなってきたんだ。だけれども、つきまとっていたのは、平日にこうやって色々なところにぶらついている自分の状態だった。

誰かの声が聞こえる。「お前は社会不適合者だ」って。

また、その言葉が自分の中にちらついてくるんだ。あれは本当に怖い。自分が、この平日に都会の喧騒にまぎれてどうしてここにふらふらしているのか。そこにいてはいけない。早く世間に戻らないと、自分は取り残される。

けれどもまた、あの時のように何も話せなくなり、またあの時のように怖くて言葉が出なくなって、何も出来ない自分をさらけ出さないといけない。それが怖くて怖くてたまらない。だけれども、社会に出ないと・・

嘘をついたんだと思う。「焦り」で押しつぶした「不安」

2月の時もメンタルクリニックには通っていたんだけど、そこで無理をしていたのかな。先生は「順調ですね」といってくれていた。たぶん面談の時に嘘をついていたのかもしれない。

自分が元気であればなんとか社会復帰をすることが出来る。そうすれば、自分の社会不適合者から逃れることが出来る。そういった焦りが、不安を押しつぶして結局2ヶ月の休職期間を持って僕は戻ったんだよ。

自分にとってはあの恐怖の会社に戻ったんだ。それでもその時は、正直何が何だか分かっていなかった。不安や恐怖心がむくむくと出てくると自分を抑えるところまでもいかないし、自分がちっぽけでどうしようもなくて嫌になってくる。

それでも行かなきゃと思って、怖かったけど、行くんだよね。セッションやってもらった先輩に「ちゃんと原因を知ることだよ」といわれていたんだけど、まだ自覚がなかったんだと思う。

どうして自分がこんな状態になってしまったのかってことが。羞恥心が抑えきれないまま、会社に行ってしまったんだよ。つづく。



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