【自分の人生を生きるために】他人の人生を生きている自覚はあるか?

目次
自分の人生を生きるなら、他人の人生を生きている自覚を持つこと
他人の人生を生きている感覚がある。他人の幸せのために働いているし、頑張っているんだけど、仕事を振られて溜まっていくし、Noが言えなくて、残業になる。
どこか自分が「都合のいい人」になっているんじゃないの?結局自分は、周りに制限されて生きていくしかないの?
どうしてこんなに他人に振り回されないといけないんだ?自分の人生を生きてみたい。でもどうすればいいの?
というあなたへ。他人の人生と自分の人生が明確に分けられたら、自分の人生を取り戻すことができます。
例えば、家の扉を開けて、雨が降っているか判断する時に、あなたはどうやって判断しますか?
「雨滴が落ちているか」という判断基準を元に、手を外に出して、雨なのか、雨ではないのか?を判断できますよね。
もし、この基準がなく、雨滴がみえなかったら、例えば出かけて電車に乗った時に服が濡れた後に「あぁ、今日は雨だったんだ」と気付くのかもしれませんね。
そして思うのでしょう。「なんで私は雨に降られないといけないんだ」と。
このように、多くの人が「これが他人の人生を生きている状態」で「これが自分の人生を生きている状態」という判断の基準がみえないから、傘もささずに雨に打たれているように「どっちなのかわからないストレス」が溜まり続けます。
そして、ふとどこかで「他人の人生を生きている感覚がする」とモヤモヤが溜まるのです。
こうしたことが語られていない中ですが、ネットや本ではこんな解決策を提案しているようです。
自分が頑張ったら、他人が幸せになるのは幻想(心理学)
「自分は相手を幸せにするためにがんばります!」という裏には、「相手を幸せにしないと、自分は頑張っていない」という自己評価の裏返しがあること。
実は自分がどれだけ頑張っても、相手は相手の判断があるわけですから、幸せになるかどうか、というのは分かりません。
ですから、自分が頑張ったら他人が幸せになるのは幻想だよ、という整理です。他人を幸せにするために頑張っている人は、それにストップがかかりそうですよね。
今の自分に、OKを出す(心理学)
どんな自分でも大丈夫。他人の人生だと思いながらも頑張っている自分、素敵じゃない。だからOKだよ。と、自分の今やっていることに、マルをつけてあげることを推奨しています。
他人の人生を生きていると思って落ち込んでいる方には、素晴らしい効果を発揮しますよね。
自分自身の本質を知る(哲学)
自分が何者なのか?ということがわからないから、他人の人生を生きているという錯覚を起こしてしまうという整理です。
自分という存在は何者で、どこへ向かうのか?という主に人生論を明確に整理することで、自分の人生を迷わないようにするといった整理です。
自分に自信を持てなくて、他人軸で生きているから、自分軸を明確にしたい人にはより効果を発揮しそうですね。
マインドフルネスな状態になる(スピリチュアル・宗教)
シリコンバレーから日本に逆輸入され、禅の精神を取り入れたマインドフルネスですが、心を安定させて、ONENESSの状態に意識をもっていくといった、精神の鍛錬です。
色即是空と、般若心経でも語られていますが、そんな涅槃の境地に自らをもっていくことで、自分と他人の境界線をなくし、マインドフルな状態をつくるということです。
本当に人間関係にも疲れていて、一度心をリセットしたい人には、大変効果的だと思います。
あなたは、自分の人生しか生きていない
実は先程の解決策は、どれも素晴らしいのですがある盲点があります。実はあなたが自分の人生しか生きていないという前提ではなく、他人の人生を生きている状態を、変化させようとしているところです。
自分の人生を生きていると思っている自分は良くて、他人の人生を生きていると思っている自分は悪い。ということです。
他人の人生を生きていると思っているのは、他でもないあなたですから、それは自分の人生しか生きていないのです。
ですから、自分の人生を生きるのならば、まず初めにすることは他人の人生を生きているという“自覚”。つまり、あなた自身が他人の人生を生きていると思い込んでいるという自覚から始まります。
他人の人生を生きていると思うことのメリット
また“他人の人生を生きている”を、別の言葉で言い換えるなら、“相手が行う判断に合わせてしまう”ということです。
つまり、自己決定することを放棄しています。その裏には、「この人・周りのせいで、私は自分の人生を生きていない」と言っていることと同義です。その自覚はありましたか?
相手のせいにして、自分の人生を生きられなくさせる選択をすることで、あなたはどんなメリットがあるのでしょうか?
相手の判断に合わせておけば、怒られないで済む。相手のせいにしておけば、自分の今の状態を正当化できる。例えばそんなメリットかもしれません。
このように、実は多くの人が、自分の人生を生きていないことに安住してしまっています。さて、あなたはどうしますか?
まとめ
ここまでを通していかがでしたか?
確かに「自分の人生を生きたい」と思ったということは「あいつのせいで自分は、自分の人生を生きていない」と思い込んだことは分かる。
そりゃあ自分の人生を生きれるようになりたいよ!
と、思いますよね。ですが、これは気合いや曖昧な解決策では、なんともなりません。
もし、それが分からなければ、一生雨に降られている事に気付かずに、がむしゃらに自分の人生を選択しようとして、自己否定したり他者否定して、ますます自分を見失っていきますよ。
あなたが本当に自分の人生を生きるために、「自分の人生を生きていないという選択を自分でしている」という深い自覚から。ようはすでに、選択しているんです。一緒にがんばりましょうね。
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